宮崎駿監督のジブリ映画作品『千と千尋の神隠し』が6月21日より中国で初めて劇場公開されると報じられました。
日本で千と千尋の神隠しが上映されてから18年越しの中国での公開に「なぜ中国での上映が18年越しなのか?」調べてみると中国には海外映画の厳しい規制があるようなのです。
また合わせて、中国での初上映に合わせて公開されたポスターが美しすぎると話題!そのポスター画像や世間の反応もまとめて見ました。
中国の外国映画作品の上映規制とは?
中国では海外・外国映画の上映には政府の許可が必要という規制があります。
そして1994年に初めて年間10本の外国映画作品の上映が解禁され年々、年間の上映本数が増えてきました。
過去、中国での外国映画の上映本数の推移です。
- 1994~2001年…10本
- 2002~2011年…20本
- 2012~2015年…34本
- 2016~2017年…44本
中国はアメリカに次ぐ世界2位の映画市場であるにも関わらず、海外映画上映の厳しい規制がかけられているのはなぜなのでしょうか。
またどのようなガイドラインが設けられているのがまとめてみました。
- カルトあるいは迷信を流布させるようなもの
- 歴史に対する不敬な描写のあるもの
- 流血的過激な表現や露出の高いもの
- 宗教的なテーマ
他にも細かな項目があるようですが、調べきれたのはここまででした。
これらは独特的な部分が多くを占めている様ですが、ほかにも中国国内のシェアを奪われる危険性のあった3D作品なんかも超短期的な上映期間のみでの公開など制限されたようです。
それにしても本当に中国では上映される映画の規制が厳しいんですね。
大きな中国市場に売り込みたい多数の映画作品たちが数少ない年間上映本数の取り合いの中、今回『千と千尋の神隠し』が審査をクリアし、上映されることとなったのは喜ばしい事ですよね!
中国でジブリ作品が公開されることとなった理由
中国では年々、外国映画作品の上映本数が増えてきてはいるもののその中でも日本アニメ映画の上映数もふえているそうです。
やはり日本のサブカルチャーも中国の人には需要があるようで、最新作以外にも昨年2018にジブリ映画の代表作『となりのトトロ』が初めて中国で上映されたときの興行収入は1億7300万元にのぼり日本円でおよそ27億円もの大成功を収めています。
トトロが大ヒットをおさめるも実は2012~2015年の約3年は日本のアニメ映画は殆ど上映されていなかったそうなのですが、その理由に尖閣諸島問題が影響していたと一部報じられています。
しかし転機になったのは2015年に公開上映された『STAND BY ME ドラえもん』で、興行収入が日本円で84億円にまでのぼる大ヒットとなり徐々に中国本土での見直しや日本のアニメ文化の浸透によりトトロに続いて千と千尋の神隠しが上映されることとなったと推測されています。
千と千尋の神隠しの中国番ポスターがセンスの塊
そんな千と千尋の神隠しが中国で初上映されることも話題ですが、なにより上映に合わせて公開された中国版ポスターの仕上がりがハンパない!と話題なのです。
過去『となりのトトロ』のポスターも手掛けており今回の中国版ポスターもデザインした『黄海』さんという方のその噂のポスターがこちら
劇中に登場するキャラクターたちが無数に描かれている大きなふすまの前にしゃがみ込む主人公・千尋に”自分を見失わないで”というメッセージ添えられています。
そしてもう1枚のポスターがこちら
2枚目ポスターには”振りむいちゃいけないよ”というメッセージが添えられて、作中後半に登場する水中線路の上を走る千尋が描かれたデザインです。
他、中国版ポスターがこちら
凄く雰囲気あるデザインに仕上げられていてこれをみた人たちは口を揃えて”美しい”とコメントしています。
声優陣ポスターも
イラストデザイン以外にも声優陣ポスターもあります。
声優陣の方々が思った以上に美団美女な人たちで中国版の千と千尋の神隠しがどのように吹き込まれるのか見てみたくなりますね!
特にハクとカオナシの声優が格好良すぎるので女性たちが騒ぐのもわかります(笑)
千と千尋の神隠し中国版ポスターへの世間の反応は?
この千と千尋の神隠しの中国版ポスターをみた人たちの声を集めてみました。
- 近々配信される、千と千尋の神隠しの中国語版のポスターを友達が送ってくれたんだけどとにかく綺麗
- 美しいのう・・・
- 中国で公開される「千と千尋の神隠し」の声優バージョンのポスター格好良すぎん?
- 『千と千尋の神隠し』中国語吹替キャストによるポスターのハクとカオナシが格好良すぎるから女子のみなさん見て。
- 中国の千と千尋の神隠しのポスターがセンスの塊
- キャッチコピーも最高に世界観守っててすばらしい
めちゃくちゃ評判がいいですよね。
しばらく千と千尋の神隠しをみていなかったのですが、今回のニュースで久々に見てみたくなりました。