先月、現役引退を発表した元プロ野球選手イチローこと鈴木一朗さんが、国民栄誉賞を辞退したと報道されました。
これまで2度も辞退をしてきましたが『なぜ辞退するのか?』
そこで今回、考えれる理由を調査してみました。
過去2度の辞退理由はプロ意識
日本が誇るスーバースターでメジャーデビュー1年目にMVPなどを受賞し、メジャー最多安打記録を更新するなどさまざまな快挙を成し国民栄誉賞を打診されるのもうなずける経歴にも関わらず、これまで全て断ってきています。
過去2001年・2004年に国民栄誉賞を断ったイチローさんですが、その際に断ったとされる各言文を見ると
「まだ現役で発展途上中の選手なので、もし賞を頂けるのなら現役を引退した時にいただきたい」
「今の段階で国から栄誉賞を表彰されると、野球へのモチベーションが低下する」
答えられています。
現役の間は常に向上し発展途上であるとし、ゴールにたどり着くことはない凄まじいプロ意識から断った理由と考えられます。
国民栄誉賞なんて頂けると知れば喜んで表彰されそうなものの、さすがイチローさんというところでしょうか。
国民からも受け取って欲しい声がある一方、イチローさんの一貫した自身へのストイックな姿勢が「かっこいい!」という声も多くあります。
3度目となる断った理由
3度目の辞退理由について「人生の幕を下ろした時に頂けるよう励みます」との返答があったようです。
現役引退時には今後の活動については『監督はない』と断言するもその他の活動の可能性は明らかにされていません。
また過去2度の辞退はプロ意識からくる『現役中は発展途上中であり、現状に満足していない』と推測されます。
この2点から考えてまだまだイチローさん自身は発展途上であり、プロ野球選手として現役引退したものの野球界に携わる者として現役であると考えられます。
イチローさんは生涯野球人生、最後の最後まで国民栄誉賞を受け取る日はこないだろうと思われますね。
イチロー3度目の辞退にファンの声は
3度に渡る国民栄誉賞の辞退に「自身にまだ納得していない」ともとれる向上心強いイチローさんへのファンの声は・・・。
一貫して受け取らない姿勢に「かっこいい!」という声もありますが、数々の功績をあげたイチローに国民としては表彰したい気持ちもあります。
とはいえ自身に厳しく意識の高いイチローさんです、今後も受け取る事はないのでしょうね。
しかし過去にイチローさんは、過去に一度だけ出身地である『豊山町民栄誉賞』を受賞されています。(1994年)
おそらくこれまでイチローさんが認知し受賞した賞はこれが最初で最後の章かも知れないですね。
過去に国民栄誉賞を辞退した人
過去に国民栄誉賞を辞退したもう一人の男に「世界の盗塁王 福本豊」さんがいらっしゃいます。
辞退理由に「立ちションベンもできんようになるがな」との理由から断ったというのが有名な話ですが、後日談で真意を明かしていました。
国民栄誉賞は王貞治さんが世界記録を作って創設され受賞者第1号となっています。
続いて福本豊さんも盗塁王として世界記録を樹立したことで打診されたようですが、福本豊さん自身は「王さんのように野球人の手本に慣れる自信がなかった。記録を作るだけじゃなく広く国民に敬愛される人でなければならない」という本人なりの解釈があって断ったよです。
また福本豊さんは私生活にて「麻雀はするし、たばこも吸うし悪い事ばかりしてましたから受賞してたらいちいち書かれるでしょう。他の受賞者にも迷惑がかかる」と語っておられます。
最初はふざけた理由だな~と感じましたが、真意を知るとめちゃめちゃかっこいいです!!
まとめ
1度目の国民栄誉賞を打診されたときに「野球生活を終わった時に、もしいただけるなら大変ありがたい」とおっしゃていたようにまだまだ野球人生を突き進むようです。
「人生の幕を下ろした時に頂けるよう励みます」とおっしゃった限り、今後も国民栄誉賞を受け取る日はこないのでしょう。
さすが、イチローさん!と言うべきか、全てがかっこよすぎます!
でも称えたい気持ちがいっぱいのファンの気持ちも少し汲み取ってくれてたら嬉しいですね!
一貫したブレない姿勢・プロ意識高いイチローさんの今後どんな活躍があるのか気になるところです。