東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の森喜朗さんの度重なる失言に波紋を呼んでいます。
これまで多数の失言をこぼしてきた森会長の発言を見て見ましょう。
森会長の失礼すぎる失言歴
①2000年首相時代に
森会長が日本の首相に就任していた2000年5月のこと、国民主権をうたう憲法である中
「日本は天皇を中心とした神の国」
と発言し、戦前の大日本帝国憲法の考え方と捉えられるような失言に大批判を浴びました。
これらの直後6月には衆院選の最中の世論調査にて投票先を未定と回答する人の多さに対し
「そのまま選挙に関心がないといって寝てしまってくれればいい」
という演説をし、選挙自体を否定するような発言もされています。
②米原発潜水艦の衝突事故にゴルフプレー
ハワイのオアフ島沖で愛媛県の水産高等学校の実習船「えひめ丸」に浮上してきたアメリカのアメリカの原始潜水艦が衝突し沈没する事故が起きたのですが、この時の森喜朗さんの対応が酷かったようです。
森喜朗さんがゴルフプレー中に衝突事故の一報を受けたのだが、ゴルフを続行したことに批判が起きました。
これだけでも十分、国民の怒りを買ったわけですがさらに
「衝突事故がどうして危機管理なのか」と上乗せで失言を発したのです。
数名亡くなった事故ですし、日本船とアメリカの潜水艦の事故ともなればただの事故では済まされないことは明白な中、此度の発言で首相辞任の要因になったと言われています。
③子供を産まない女性に対する差別発言
森会長の失言はまだまだ終わりません…。
2003年6月には自民党少子化問題調査会長だった森会長が少子化を巡る討論会にて
「子どもをたくさんつくった女性が将来、国が『ご苦労さまでした』といって面倒見るのが本来の福祉。子どもを一人もつくらない女性が、好き勝手とは言っちゃいかんけども、自由を謳歌し楽しんで年取って、税金で面倒見なさいっていうのは本当はおかしいんですよ」
と発言。
これはもうフォローのしようがないほどに失言だと思いますね。
④フィギュアスケート浅田真央に大失言
2014年のソチ五輪ではフィギュアスケートの浅田真央選手が演技の途中で転倒してしまうトラブルがあったのですがこれを受け森会長は
「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」
オリンピックで頑張り、盛り上げる彼女の心を折るような発言は国民から大批判を受けることとなりました。
②オリンピック2020の会議にて女性蔑視
2020年開催予定だったオリンピックが延期され度重なる協議が行われた中、2021年2月3日に行われた評議員会の場で
「女性がたくさん入っている理事会は時間がかかる」
と女性蔑視とも取れる失言を発しています。
この発言は世界でも取り上げられたので、日本の品格を落としたといっても過言でない発言に辞任の可能性が浮上するも森会長は辞任を否定し続行しています。
③ロンブー淳が聖火リレーを辞退までさせた失言
ロンブー淳さんは愛知県犬山市の聖火ランナーとして任命されていたが、2021年2月2日に行われた自民党の会合にて
「私達はコロナであろうとオリンピックを必ずやり抜く」 「人気タレントは田んぼを走ればいい」という発言をしていたようです。
田んぼを走れば良いという発言は、聖火ランナーをやると人が集まるからタレントは田んぼを走ることをも理解長が推奨していたようです。
ロンブー淳さんは度重なる森会長の失言に「気持ちを削がれた」とし、辞任を発表したのだそう。
こういった発言は心にわだかまりを持ってしまいますし、ましてやオリンピックという世界が期待する一大イベントなだけに前向きな気持ちで取り組むところを人の心を削ぐような発言は頂けないですね。
森会長の失言に世間の反応は?
2021年2月のロンブー淳さんが辞退するまでに至った発言や、女性蔑視の失言での世間の反応を見て見ましょう。
森会長=失言、が当たり前のように感じてる人も多くいらっしゃるようですね。
これだけ国民から批判されても会長を辞さないのは何故なのでしょう。
まとめ
森喜朗会長のこれまでの度重なる失言をまとめて見ました。
なんといっても上に立つ責任者としてあるまじき発言であるからこそ影響力が強いのでもう少し考えて言葉を発してもらいたいですね。
言い方一つで本来の思いが誤解されて伝わることもあるでしょう。
今後はこれ以上、不必要に誰かが傷つく発言が減ることを期待したいですね。